うなづき症候群とは
2013年までの約十年間にわたり、ウガンダ共和国北部に暮らす子供たちの間で、未知のてんかん性脳症の流行がおきた。
患者は進行性の脳神経障害を患っており、種々の発作に加えて、発育遅滞、知的障害、運動障害などの症状をともなう。
「うなづき症候群」と名づけられたこの病気では、3000人を超える患者が確認されている。
この地域は1987年から2007年頃まで、ウガンダ政府軍と武装組織「神の抵抗軍」との間で極めて凄惨な紛争を経験した地域でもある。
長い紛争から立ち直ろうとしている社会にあって、うなづき症候群の流行は理不尽な苦しみとなっている。
また多くの患者は、発症から十年以上を経て成年期にさしかかっている。
彼らは日常生活上の困難に加えて、将来の人生にも大きな不安を抱えている。